子どもの行動を周りが決めすぎてしまうことで、様々な弊害が出ることがよくあります。子どもたちが自分で決定するのが難しいときは親や周りがサポートする必要もありますが、子どもたちが自分で決める力があるときは、子どもたちの意見を尊重することが大切です。
子どもたちのする判断は大人から見ると間違っていると思うことがよくあります。判断を間違って失敗することもあると思います。自分で決定して、失敗することは大人になってから多く経験することです。自分で決定したことで経験する失敗は成長の種になります。
一人で決めるエネルギーや力がないときは、根気よく子どもたちの気持ちを言葉にして共有することが大切です。どうしても言葉にできない場合は、選択肢を提示するのも良いかもしれません。
小さいときから、自分で意思決定をする習慣をつけることは、チャレンジする気持ちや失敗したときに立ち直る力を育てます。
子どもたちとの会話で、大人が話をしている量と、子どもたちが話をしている量をいつも比べてみましょう。子どもたちの生き方に口出しをし過ぎていないか、子どもたちの意見を封じ込めていないか、いつも親や周りの大人が振り返る必要があります。