甘えは大切

子育てのときに甘やかしたらダメだという言葉をよく聞きます。本当にそうでしょうか。

乳児、幼児は甘えて、その甘えを受け入れてもらえることで、人との信頼関係を構築します。たくさん甘えることができた子どもほど、人との信頼関係を築きやすくなります。

逆に乳児、幼児のときに甘えが十分でなかった子どもは、人との信頼関係がまだ十分に経験できていません。そのような子どもたちは大きくなっても甘えたり、何かに依存したりすることで、甘え足りなかった穴(愛着障害)を埋めようとします。

自分が頑張ったことを繰り返し周りの大人にアピールする子どもはいませんか?自分の友達が他の友達と仲良くなると怒ってしまう子どもはいませんか?彼氏や彼女を次々につくり、安定した関係が築けていない子どもはいませんか?などなど

上の文章の子どもを大人に変えてもそういう人はたくさんいると思います。

小さいときに甘え足りない人を甘やかすことは、むしろその子どもの心の穴を埋める大切な過程です。年齢が高くなればなるほど、穴は埋まりにくくなります。

十分に甘えた子どもは、逆境や困難に強い子どもになります。