
子どもの発達課題(発達障害)について情報がたくさんあふれる時代になりました。発達課題という言葉と自分や自分の子どもが結びつくと、ショックを受けてしまうこともあると思います。
発達課題はその人の特性の一つで、人それぞれが持っている多様性に含まれるものだと思います。発達課題があることで他の人にない能力を発揮している人は世の中にたくさんいます。いわゆる発達課題を持っていないくても、社会生活がうまくいかず、生きづらさを抱えている人もたくさんいます。
発達課題は学校などの教育機関で均一性、同一性を求めれるときに適応できないことがあります。そのときに家族や教員からよく怒られて、自尊感情が下がってしまうことがあります。
まずは家族がその子どもの特性を理解し、可能なら周りの大人に理解を広げていくことが大切です。発明家のエジソンはADHDで、学校で先生によく怒られ、落ちこぼれだったのは有名な話です。エジソンはそんな学校が嫌で、エジソンのお母さんはそれなら学校にいかなくていいと、家でエジソンが興味を持っていることをさせたそうです。
お母さんの理解があったからこそ、その後のエジソンの活躍があったのだと思います。
また発達課題は年齢を重ねるにつれて、小さいときはコントロールできなかった衝動を自分でコントロールできるようになってくることもあります。
長い目で子どもが持つ特性と向き合っていくことが求められていると思います。